「原料調達から販売まで」という物流合理化の一貫システムを掲げるマルヨシセンターの基幹として稼働する、 フレッシュデポ宇多津事業所とフレッシュデポ綾上事業所。自社の生産工場であり、多彩な機能を兼ね備えた生産基地として、それぞれ大きな役割を担っています。
宇多津事業所(宇多津カミサリー)
うどん、そば、お惣菜、弁当、冷凍食品、寿司、剣山の天然水などの製造及び配送を行っています。米飯ラインや惣菜ラインその他の加工ラインには「剣山の天然水」を中心的原材料として使用した商品製造を行っています。
綾上事業所(綾上カミサリー)
豆腐、こんにゃく、ところてん、練製品の製造、お肉、お魚の加工及び発送を行っています。特に豆腐ラインのマイナスイオン製造技術、練り製品の天然水使用など品質にこだわった商品製造を行っています。
どんな原料を使っていますか?
マルヨシセンターのPB商品「オリジナルBOX」は、すべてフレッシュデポでの自社生産です。豆腐や揚げ、練り物、コンニャク、麺、弁当や惣菜など、毎日の食生活に欠かせないフードアイテムを幅広く取り揃えています。
各商品を支える原料は何百という数に及びますが、いずれも「健康」「おいしさ」「安全」の3つを十分に配慮し、国内外から選りすぐったものばかりです。
原料はどのように選んでいますか?
商品開発部 萩田時子
まず、原料の生産履歴をしっかりと確認します。履歴がわからないものや、内容に少しでも不安があるものは使用しません。その上で、成分表や栄養表示などの資料、履歴以外の生産者情報なども可能な限り収集してチェックを行い、原料を選びます。
同時に、LFA(ライフ・フィールド・アナライザー)と呼ばれる測定器を使って、工場内で原料の検査も実施します。原料を摂取した際の身体への影響を調べますが、免疫機能やアレルギー、ストレス、血液循環といった測定項目の中で、一つでもマイナスの値が出れば原料に使用しません。
たくさん取り扱っている原料の中で、素材の良さや安全性がわかる具体例を一つ教えてください。
豆腐類の原料である大豆は、国産に加えて北米産のものも使っています。北米産は、大豆の味や色、艶、大きさなどを徹底追究して開発された最高級ブランドの品種です。
フレッシュデポでは現地の農家と提携して契約栽培を行い、栽培の状況を定期的にチェックしながら担当者も現地に派遣。また、大豆を栽培している現地の農園には、「オリジナルBOX」のブランド名をサインで表記しています。
栽培や農園の様子は、マルヨシセンターの店舗でも出来る限り紹介しています。
原料の基本になる水についてはいかがですか?
剣山の天然水と、工場内にある専用の装置で調整したマイナスイオン水を使っています。
ミネラルが豊富に含まれた天然水は剣山の湧水を使用し、ほぼ毎日、給水車で現地へ汲みに行っています。
美味しさを追求するために、フレッシュデポならではの独自製法を数多く採用していますが、
その具体例を一つ紹介してください。
一般的に豆腐は、温度の高い豆乳ににがりなどを入れて固めるのが普通の作り方です。
逆にフレッシュデポでは冷たい豆乳ににがりを入れ、それを約30分間かけてゆっくりと加熱し固めていきます。そうすることで、きめの細かい質感となめらかな食感の豆腐が出来上がるのです。
また、マイナスイオン水に浸け込んだ大豆を、専用の装置でさらにマイナスイオン化させるなど、目には見えない工夫を随所に盛り込んでいます。
独自製法を採用している理由は何ですか?
商品開発部 紺原万記子
せっかく、原料にこだわっても、持ち味を十分に引き出す製法でなければ意味がありません。また、健康や安心安全を考えた上でも、独自製法の採用は不可欠でした。
店舗で見かける「超鮮度」とは何ですか?
消費者の方が店舗にご来店された当日に作った鮮度抜群の商品のことです。現在、生豆腐や天ぷら、うどんなどの商品があります。超鮮度の対象商品は今後、ますます増える予定です。
超鮮度を実現するためにどのような工夫を行っていますか?
商品の製造ラインの工程を柔軟にコントロールし、スピーディーで小回りが利く環境を24時間体制で整えています。
それに伴い、店舗への配送も一日に2回実施。店舗のオープン前に商品を届ける早朝便と、お買い物のピークになる夕方までに商品を届ける昼の便があります。